最近、クラゲの展示に力を入れている水族館が増えていることを知っていますか?
なぜ、クラゲなのでしょう。
そこで今回は、クラゲを展示している水族館とクラゲに魅力に迫っていこうと思います
クラゲの「癒しパワー」が実はスゴイ!
http://photo.v-colors.com/
実は「クラゲには癒しの効果がある」ことが、近年日本の大学でも検証されています。によるクラゲのヒラヒラとした動きを鑑賞することで、癒しの脳波が出てくるという研究結果が出たそうです。その動きはストレスを低下させるとまで言われているのです。
日本大学生物資源科学部の廣海十朗教授は、新江ノ島水族館のスタッフの「週末、サラリーマン風の男がクラゲの水槽の前に一時間ほどたたずんで、ほっとした表情で帰って行く」という一言を聞いて、クラゲの癒しパワーについて研究を始めたそうです。複雑な計算をしてイライラした状態の人にクラゲの映像を見せると、ストレスの度合いが減り癒し効果をもたらしたという研究です。今後、東京慈恵会医科大学と連携して臨床現場での実証実験に取り組む予定ということで、更なるクラゲの癒しパワーについて解明が続きそうです。
クラゲを見るならこの水族館へ!
それでは、クラゲの展示に力を入れている水族館をいくつか紹介します。
http://kamo-kurage.jp/
山形県内唯一の水族館である加茂水族館は、クラゲの展示種類がなんと50種類!世界一多くの種類で、ギネスにも認定されているそうです。
5mもの巨大水槽にたくさんのクラゲ、とても幻想的なんでしょうね。
http://www.enosui.com/
新江の島水族館のクラゲーコーナーは、クラゲの体内をイメージさせる半ドーム式の空間となっています。壁面には大小合わせて13の水槽があり、ホールの中央には「クラゲプラネット~海月の惑星~」という球型の水槽が配置されています。クラゲプラネットはクラゲを美しく展示するために考案されたものだそうです。
世界で一番大きなクラゲの1つといわれるシーネットルをはじめ、常時14種類のクラゲを鑑賞することができます。
http://www.sumida-aquarium.com/
すみだ水族館には、とても珍しい空間があります。全長50mのスロープの壁と天井に約5000枚もの鏡がしきつめられていて、万華鏡のような世界を楽しむことができます。ふわふわと漂うクラゲ、色鮮やかな照明、まるで、不思議な世界に迷い込んだかのようなそんな空間となっています。
http://www.aqua-park.jp/
2015年7月10日にリニューアルオープンしたエプソンアクアパーク品川は、11のエリアに分かれていて、様々な海の生き物を観察することができます。その中の1つである、ジェリーフィッシュランブルは、幅9m、奥行き35mという大空間の中の壁と天井が鏡面になっていて、7個の円柱水槽にクラゲが展示されています。時間や季節によって音や光が変わり、とてもきらびやかです。
http://www.pearlsea.jp/umikirara/
こちらの水族館では、九十九島周辺で確認されている100種類以上のクラゲを定期的に入れ替えて展示を行っています。入れ替えがあるので、行くたびに違ったクラゲを見ることができますね。西日本最大級のクラゲ展示コーナーで、11種類約300匹のクラゲが泳いでいます。また、水族館の地下1階では、クラゲ研究室があり、九十九島にはどんなクラゲがいて、どんな暮らしをしているのかを研究しています。
暑い夏、お出かけするなら水族館という方も多いのでは?
この夏、クラゲの癒しパワーを体験してみてはいかがでしょうか。
【参考】
夏のクラゲ鑑賞のススメ。その驚きの癒し効果とは…-Exciteニュース
加茂水族館(クラゲドリーム館)‐鶴岡市観光連盟
鶴岡市立加茂水族館(クラゲドリーム館)|見どころ|やまがた庄内観光サイト
クラゲファンタジーホール|新江ノ島水族館
クラゲ|すみだ水族館
「エプソン アクアパーク品川」全館リニューアルオープンのお知らせ
アクアパーク品川:クラゲもゆらゆら漂い…着々と開業準備|毎日新聞
海きらら|長崎県佐世保市の水族館‐西海パールシーリゾート
【連載】クラゲの癒し効果|くらげ普及協会